技能実習生受入れに当たって
受入れ基盤の点検
- 債務超過の有無(債務超過の場合は公認会計士の健全性意見書が必要)
- 決算内容に問題はないか(大幅な損失は不交付の対象となる場合有)
- 実習生を受け入れる余裕が必要です
技能実習生は正社員
- 社会保険・労働保険の加入
- 36協定、変形労働などの整備
- 賃金は法定以上の単価を設定(作業内容から合理性のある金額)
- 長期休暇の取得方法など
指導体制
- 実習責任者を選定(責任者講習の受講必須)
- 実習指導員(当該作業経験5年以上の正社員)
- 生活指導員の選定(正社員)
技能実習計画の策定
- 厚生労働省モデルをもとに策定
- 使用設備・機械・道具などの指定
受け入れ準備~入国まで
- 実習生面接 採用決定 → 実習生との雇用契約締結当組合への加入
- 当組合と実習実施者(受け入れ企業様)との契約締結
- ヒアリングの上、組合にて必要書類作成(実習計画等)
登記簿謄本・決算書等の準備 - 実習実習者様 体制整備
技能実習責任者・技能実習指導員・生活指導員の専任 - 入国時期決定後、実習生宿舎の準備(アパート)
- 実習生着任
寮などの宿舎の用意
- 一人当たりの寝室が4.5㎡以上確保できる宿舎を用意(入団日決定後に契約)
- 寮費の設定(月額家賃を限度、可能な限り低いことが望ましい)
- 水道光熱費の設定(月額実費を限度)
- 寮の使用規則(部外者の宿泊禁止など)
用意する設備など
- 洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器など家電品
- 鍋、フライパンなど調理具、食器、カトラリー
- 初回のみ消耗品用意(トイレ、ティッシュ、洗剤など)
- 自転車一人1台(必要に応じ)・エアコンは設置をおねがいします。
- WIFI
指導体制
- 指導体制については指定機関で1日講習の受講が必要となります。
- 実習計画は実務を伺いながら組合が作成しますのでご安心ください。
- 受け入れ後は計画通りの実習を行っているか?実習生の様子などの確認に毎月定期訪問をいたします。
- 給与は最適賃金の時給、ボーナスなどは会社様のご判断で結構です。
- 家賃は給与天引きでも本人直接払いでもかまいません。(上限25000円程度)
- 光熱費などはすべて本人負担です。
体制整備(受入の為の準備)
技能実習責任者
事業所ごとに技能実習を管理・運営する責任者のこと
- 常勤の役職員(実施する事業所所属でなくてよい)
- 技能実習指導員・生活指導員その他の技能実習に関与する職員を監督
- 過去3年以内に技術実習責任者講習を終了したもの
- 欠格事由・不正行為・未成年者就任不可
技能実習指導員
技能実習生に習得させようとする技能に関して、5年以上の経験がある常勤職員が就任
- 技能実習を行わせる事業所に所属し勤務する常勤の役職員
- 5年以上の経験者 欠格事由・不正行為・未成年者就任不可
生活指導員
技能実習生に対して日本での生活上の注意点を指導し、生活状況を把握する役割がある
- 技能実習を行わせる事業所に所属し勤務する常勤の役職員
- 欠格事由・不正行為・未成年者就任不可
採用から入国までの流れ
採用決定から企業への配属までに、半年~8ケ月かかります。早めの取り掛かりが必要です。